トナリの王子サマ
安心したけど、俺はそのあと。

またしても、心のない言葉を発した。

ったく、こんなこと言いたいわけじゃないのに…



それにしても…彼氏がいるっての本当だったんだ。

なんか…むかつく。気にいらない。

それに、アイツ…なんかひっかかる。


目があった時の、アイツの睨んだような目。

裏がありそうだな。


でも、俺が何かできるわけじゃない。

俺は…無力だ。


―久々に話しても、会話は続かない。

そういえば最近、伊吹と成嶋が一緒にいるのあんまり見ないな?


喧嘩でもしたのか?

何故か俺は変に嬉しかった。


最低だな、俺...

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