最強彼氏と最強彼女
和真を哀れんで見ているとあたしに気付いた。




「さくら~。助けてくれ~。」




その声がいつもと比べ物ものにならないくらい弱弱しかった。あたしは和真の側に行きノートを覗き込んだ。




「何これ・・・」




「難しいやろ?なのに俺にやらすんや。こいつ鬼やろ!!」




「いや全然難しくないでしょ。」




「ほへ?」




「だってこれ1年生の問題でしょ?」




しかも最初らへんで習うところ。




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