天国への階段 ―いじめ―




「あれ」
 



後ろから声が聞こえる。
吉村七瀬のものだ。




「君、斉藤さんでしょ?
まりあの友達」
 



まりあの……友達?
 



胸が、どきっと高鳴る。
友達?……まりあが?
 



私は、後ろを振り向けないでいた。
けれど、顔は真っ直ぐに前を向いていた。






< 141 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop