天国への階段 ―いじめ―
十四日目



◇天国まであと十段



 


階段を上っていると、足音が聞こえた。
まりあかと思って振り返ると、そこには思いがけない人が立っていた。




「…………万里香。
何しに来たの」
 



一人のようだった。
麗子たちが来る気配もない。



でも、裏切り者に神聖なこの場所を汚されたくない。
ここに踏み入ってほしくなかった。




私の口調に万里香は戸惑っているようだったけど、おずおずと口を開いた。




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