天国への階段 ―いじめ―




「ごめんね、なんて、母親失格なんて言わないで、お母さん。
私……嬉しいよ。お母さんが、ちゃんと私を見ていてくれたってこと。
それに、こうして学校に来てくれたこと……すごく嬉しい。


お母さんはお母さんだよ。
私を助けようとしてくれた」
 




ママは顔を上げ、私を見た。



そして何を思ってか、また涙を流した。







< 288 / 319 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop