天国への階段 ―いじめ―
「に、逃げるのっ!??」
あわてて声をあげる。
まだ終わらない。
ちゃんと、麗子の気持ちが知りたい。
「うっさいわね!!!
友達なんていないのよ!!!!!!
みんな、みんな、信じてたのに………
信じてたのに、
気づいたらみんな陰であたしの悪口言ってた。
表では仲良くするくせに、
裏では悪口ばっかり!
……もうそんなやつらどうでもいいけど!
あたしに釣り合わないかわいそうなやつら。
あたしのまわり、そんなんばっかよ!
もう、誰も信じられるわけない」