詩吟う日に仰ぐ空
くるくる
くるくると廻る地球のように


くるくると廻る宇宙のように


くるくると廻る渦巻のように


くるくると廻る車輪のように


くるくると廻る風車のように


くるくると廻る独楽のように


くるくると廻る仔犬のように


くるくると廻る子供のように


廻って 廻って 止まらないで

一心不乱に廻り続けて

考える暇もないくらい


くるくるくるくる

くるくるくるくる


そうしていつしか尽き果てる


そんな生涯が送れたらいい
< 29 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop