ほのぼの年下君
「憂李じゃね?」

顔を上げると、同じクラスの伊藤。
名前は、忘れた‥。

涼じゃないっ。何期待してるんだろ‥‥

‥‥‥?

伊藤?サッカー部の‥‥‥


「っておい!今日サッカー部試合だって言ってたのに何でここいんのよ!!」

いきなりで一瞬驚いた顔をした後、ゆっくりとした口調で答えやがった。


「あぁ。今日休んだ。代わりに涼が補欠で出てくれたみたいだけど‥」

はぁ‥!?
何をぬけぬけと!!
お前が時間を狂わせた犯人かっ!!


「お前のせいで色々予定狂ってんだよ!!」

胸ぐらを掴み、おもいっきり前後に揺らす。

「ちょ!!何か分かんねぇけどごめん‥っ」

本気で怯える伊藤。

「うるせぇ!!貴重な5時間とトキメキを返せー!!うっ‥うぅー゛」
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