19の夏~私の愛した殺人鬼~
結局、10分ほど走っただけで車はコンビニに止まり、運転手は幸也へとバトンタッチすることになった。
「譲ちゃん、このくらいで酔ってたらネコの隣には乗れねぇぞ」
冬我はそう言い、ガハハと豪快な笑い声を上げる。
どうやら、ネコの運転は更にすさまじいらしい……。
幸也の安全運転で沙耶香の酔いが冷めかけたとき、後部座席で
「今日はやけに機嫌がいいみたいだな」
と、ネコが隣に座っている冬我へ向けて行った。