一途なカラダ。
「なんで俺に分かるのかって?
キミさ、さっき俺の舌の動き見て感じたでしょ。
あの舌でカラダ中舐め回してほしいって。
そう思ったでしょ?」

「なっ!そんな事思ってない!」

「ふーん?でもキミの顔は俺に欲情した顔だったよ?
一瞬で顔を赤らめて瞳潤わせて。
それでも欲情してないって?」

「してない!」

「へぇ、じゃあキミ本能だけで俺を求めたんだ。
いいね、"動物"っぽくて。」

!!!!

「あんたなんかあたしは求めてない!」

「ふーん。じゃあ試してみようか?」

「は?どういう……んん?」

一瞬何が起きたか分からなかったが、すぐに理解出来た。

あたしはこいつにキスをされている。

「んー!んーー!!ん!?」

抵抗を始めた瞬間、こいつの舌が入り、あたしの口内を舐め回す。

「はぁっ。」

ドサッ

唇が離れたと思ったら、今度はベッドに押し倒され、足の上に座られていた。

「ちょ、何する気よ!
った!」

頭の上で両腕を左手で掴まれ、腕の自由を防がれる。

そしてもう片方の手はスカートの中に進入しようとする。

足を動かそうと思っても、こいつの体重によってそれが出来ない。
< 16 / 41 >

この作品をシェア

pagetop