一途なカラダ。
感じたくないの。

もうこれ以上。

「余計な事考えてるんだね。」

その言葉と同時に、動くのをやめた指。

望んでたはずなのに。

あたしのカラダ、おかしいよ。

「もうやめてって思ってたんでしょ?
だから、お望み通りやめてあげるよ。」

ドクッ、ドクッ、ドクッ!

「や、ぁぁ。止め、ないで。
もっと……。」

あたし、何言ってるの!?

口が勝手に、言葉を紡ぐ。

「そう、いい子だね。
若菜、カラダに素直になって。
キミは俺を求めてる。」

その瞬間、理性がなくなる音がした。

もっと、もっと。

あたしにこの先を見せて。

今までになかった世界。

あたしに教えて。

ねぇ、早く。

その思ったときだった。

あたしの意識が飛んだのは――……。
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