カカオ90%チョコ
「う、ん」
「…オレさ、女の子ならみんな大好きだったんだ」
「…うん」
「…でもさ、みさとちゃんとクレープ食べに行ってから、みさとちゃんが気になって仕方なくてさ」
「っ!!」
息が詰まった。
「毎日みさとちゃんに寄ってってさ、話してるうちに気付いちゃったんだよね、」
一旦言葉をとめて、ワタシの指に自分の指を絡ませて、深呼吸をひとつ吐いた。
「この子が、好きだって」
息が、止まった。