【続】幼なじみは俺様王子。




「こちらからは、2人ペアになってお進みください!」


2人ペア?


ってことは、自然とあーちゃんと瀬川クン、あたしと楓という組み合わせになる。


か、楓と一緒だなんて怖がっていたら何言われるか……


……ううん。変な意地は捨てよう。


ホラーハウスはもう目の前だ……(泣)


「では、ゲストの皆様はこちらにどうぞ……」


エントランスにいた従業員の人とは打って変わって、黒色のワンピースで身を包んだ暗い雰囲気を放つ女の従業員の人が中へと案内してくれる。


キィ……と音をたてて、扉が閉まった。


思わず肩を上げる。


ロビーは豪華な赤いカーペットがひかれ、古びた皮で出来た茶色のソファー、そしてテーブルには黒い薔薇が一輪ささった変な形の花瓶まで置かれている。


とっても上品で優雅だけれど、それが逆に怖い。


しかも、なんでこんなに暗いのよ……


エントランスにいた時より恐怖が襲う。




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