【続】幼なじみは俺様王子。
ーーバタンッ
あたしが部屋のドアを閉めると、あーちゃんと愛チャンが同時に振り返った。
「おかえりぃ」
愛チャンはハチミツ色の濡れた髪をタオルで拭きながら、あたしに笑顔を向ける。
「どこ行ってたのよ?」
「……ん。あのね……」
あたしはあーちゃんの隣にペタリと腰をおろして、さっきの爽との出来事を話した。
「……というわけなの」
あたしは立ち上がって、カラカラの喉を潤すために冷蔵庫の中からオレンジジュースを取り出した。
ペットボトルを開けて、ゴクリゴクリとオレンジジュースを体内へ流し込む。
「早川クン、カッコいいじゃん!」
「でも、それって穂香のことを思ってるからこそ出来るのよね」
あーちゃんの意味ありげな言葉にあたしはオレンジジュースを飲んでいた手を止めた。