髪少女





「…でもその日は部活あるから…。
ごめん」





…いや…いたわ…ここに。




奈苗はもちろんつまらなそうな顔をした。





「そっかあ…わかった」





蒼はやっぱり人気がある。




もうあたしのことなんかかばわずに、女子に囲まれてる。





「蒼~♪♪」





夕菜や亜耶、奈苗たちの甘い声をただただ聞いていることしかできなかった。





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