春夏秋冬
美佐さんは手を離し、ニコッと笑う。
「優はさ、桜の事好き?」
「な、何ですか突然」
「好き?嫌い?」
「…好きです」
「そっか」
「でも、その気持ちが恋愛感情なのかどうか分かりません」
「そんなの後になれば分かってくるよ。それより優」
「はい?」
するとさっきまでヘラヘラ笑っていた美佐さんが真剣な顔を見せる。
「もしも、桜と付き合う事になったら、桜を守る覚悟はある?」
「……」
優がじっと見ていると、美佐さんは店の服を見ながら口を開く。
< 39 / 148 >

この作品をシェア

pagetop