春夏秋冬

二度目の春



桜さんと会わなくなって半年が経ち、いつの間にか桜が満開に咲く季節になった。
大学が春休みになって優は桜さんへのプレゼントを買う為の買い物に来ていた。
「何がいいのかなぁ?」
そういえば桜さんの好きなものって知らないな。服とかは好みがあるだろうし、本なんて分かんないし。やっぱアクセサリーとかが妥当かな?でもそれも好みがあるし…。
優の頭の中がパニックになった時、後ろから肩を叩かれた。
「ヤッホー優」
「美佐さん?」
美佐さんに会うのも久しぶりだ。今年始めてかも。
< 80 / 148 >

この作品をシェア

pagetop