キミとのこと
キミを乗り越える
それからカナタくんと観覧車に乗り、向かい合った。


けれど、あたしは窓の外のまばゆい光を見つめていた。


頭に浮かぶのは、キミがアミちゃんと戯れる姿。


アイスを食べさせあったり、お化け屋敷から半泣きで出てきたアミちゃんの頭を優しく撫でていたり、人混みの中ではさりげなくガードしたり。


忘れようとすればするほど目に焼き付いてしまった。



すると突然、フワッと地面が揺れた。
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