キミがいたから~Thank you~

結ばれた恋

*眞凛 Side*

翌朝、鏡を見ると目がはれてくままでできていた。
「お姉ちゃん?朝ごはん、食べよ?」
「あ、うん」
澪凛によばれ、リビングに向かう。
「寝不足と、泣き喚いた…か」
「えっ?」
澪凛には分かったらしい。そりゃ、見れば分かるよね。
「目はれてるし、くまできてる…。学校行く前にファンデしてから行ったほうがいいよ」
「ん、ありがとう。」
澪凛はもう、完璧な女の子だね…。

ファンデをつけて学校へ向かう。
「よっ!!眞凛!!」
ポンと肩をたたかれる。それにびっくりしてしまった。
「っ!祐哉!おはよ」
目のはれを隠すのに微笑みながら言った
「おはよ、あれ?目はれてるけど大丈夫?」
やっぱ、ばれるか・・・
「うん、全然大丈夫」
くまがばれなくて良かった…
「あ、あのさ、昼休み、屋上にきてね?」
「う、うん」
そういうと先に教室に走っていった
恵莉茄に告られたの、やっぱりOKするってことかな…
そんなの、眞凛には関係ないよ…

そう思っててもずーっと祐哉の事を見てる。
授業中も祐やのこと見てて、祐哉のことで、頭がいっぱい…
自分がいやになるほど、祐哉がすき、すき・・・

――大好き。
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