キミがいたから~Thank you~
雑談をしているとメールがきた
「誰だろ…」
受信ボックスを見ると、そこには

――祐哉

ずっとずっと会いたかった祐哉…
会ったわけじゃないけど、メールが来てると、そばにいるって思う。
「だれー?」
思い出に浸っているとこっちの祐哉が沈黙を破った。
「あ、うん、友達」
「ふーん…よっと」
祐哉が眞凛のケータイを奪った。
「あ、ちょっと!!」
「え、祐哉?男友達」
「そ、そうだから早く返して!!」
もー!性格も全然違う!!!
「なになに…?
眞凛からメールがないから、俺からメールします。
元気?眞凛がいなくなってまだ2日だけど、めっちゃ寂しい…
彩だって「眞凛からのメールがないかなぁ」っていつも呟いてるよ?
彩にもメールしてあげてね
あ、俺にも友紀にもメールしろよ!!
彩だけだと、眞凛のこと、嫌いになるから…
って嘘だよっ、俺はずーーーーーっと眞凛のことが大好きです
返事、まってるから
       だってー」
「さいてー…」
祐哉からケータイを奪い取って祐哉がら離れた留華の席に座った。
「ごめん…!!」
「・・・」
近づいてくる祐哉から逃げるように場所を移動する
「ごめんって!!」
「もういいから!!!」
そういって更衣室の中に入った。
「…ひどいよ…」
あのメールを口に出して読むなんて…ほんと、ひどい…

この後、彩と留華とは帰らずに一人で家に帰った。
そして、自分の部屋で泣いてたら…いつのまにか寝ちゃってた…。
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