僕等の透明な夏
▼喧嘩

―『……』

30分は机の上に顔を伏せている。

幽霊…。

ほんとに…幽霊なの?

―コンコンッ


…誰?

勇介だったらどうしよ。

ふらふらと立ち上がり、涙を拭ってからドアを開けた。

叔母さんだった。

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