♂GAME♀
『おかえり』
ムカつくホスクラを後にし、家路につく。
アパートの駐車場では、輝が待っていた。
『咲耶に会ってきた?』
全部、お見通しかよ。
『ちょっとね、あんたの名前に繋がるかと思って』
『ははっ、繋がらないでしょ』
『……うん、繋がらない』
随分、自信たっぷりに笑うんだなぁ。
もしかして、本当に輝でさえ答えが出ないのかも……
『でもね、咲耶は答えを知ってるよ』
え……?
『知ってるけど口に出さない。 あいつは、そうゆう奴なんだ』
ニッコリと笑う輝に、言葉を失ってしまう。
咲耶も輝も、お互いを憎んだりしていない。
そんな気がする。
だって、お互いを話す時、2人とも嬉しそうなんだもん。
『咲耶と、どんな関係なのよ…… 仲悪いのか良いのか、よくわかんないよ』
2人会った時は、仲悪そうにしてたくせに、別々だとまるで……
『親友……だった、かな?』
そう。
親友のように……って、えぇ!?
マジで親友なの!?
『ま、俺はそう思ってたけどね。 咲耶がどう思ってたかは知んないけど』
フッと苦笑する輝に、何となく寂しい気持ちになった。
2人に何があったのかわからないけど、まだ親友に戻れるんじゃないかって……
そんなふうに思った……