ボクは誰?
本棚を色々見ていた。


「ねね、ボクちゃん。」


「しー!図書館では静かにしてないとダメだよ。」


「そうなんだー。」


ボクは絵美をほっておいて、

数冊選んだ。



たまたま医学の本棚のところに来たら、

『性同一性障害』の本を見つけた。

借りたい。

今すぐ読みたい。

でも、

絵美には知られたくない。

仕方なく、

ボクは小説だけを選んで、

読書室に移動した。


絵美は、

女性ファッション雑誌を持って、

ボクの隣に座った。


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