ボクは誰?

ボクの家

「ただいま。お母さん、史佳泊まるから。」


ボクの声を聞いて、

お母さんが、

キッチンから飛んできた。


「あらー、史佳ちゃん。いらっしゃい。うちに泊まるのは久しぶりね。」


「すみません。お邪魔します。」


「史佳ちゃん、さっき言おうかと思ったんだけど、すっごく美人になったじゃない?」


「そんなことないですー。」


恥ずかしそうに、

真っ赤になる史佳。


「じゃあ、二階へ行くから。」


「あら、有希。ご飯は?」


「そっか。史佳、ご飯食べた?」


「まだなの。」


「じゃあ史佳ちゃん、後で有希の部屋にご飯持って行くわね。待ってて。」


「ありがとうございます。」


そして二人は二階へ上がった。




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