ミルクティー
「あー…霜月君、あたしの手握ったまま寝ちゃったし」

どうする…。寝てる間に戻ろうと思ってたのに、これじゃあ戻れないよ。

「し、霜月くーん?起きてるー?」

やっぱり返事はない。

2大イケメンだけあって、寝顔もかっこいい。

栗色のちょっと長い髪に隠れてちょっとだけ見える目もまつげが長くて綺麗。

「これで女の子にモテるっていうのも分かるなぁ…」

あたし、さっきから独り言ばっかりこれで聞かれてたりしたら大変だなぁ。

「意外と寝てる顔はかっこいい…かも?」

「マジで?ありがとー」

え?なんで返事が返ってくるの?

「しししし霜月君!?起きてたなら言ってよぉぉぉ」

「ごめんごめん、そんな風に思ってたなんて思ってなかったからさ。良いこときーけた」

微笑みながら言う霜月君。

「もうっ、元気になったならあたし、戻るね!」

「えー、じゃあ俺も戻るー」
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