わたしのーと
背中。

今日も私は普通に登校して

いつものように後ろから

貴方の背中を見つめる。

そして騒がしい教室の中で

誰にも聞こえないような

小さな、小さな声で

つぶやくの………。

《好き…気付いてよ…。》って

最初は無意識に声に

でちゃったけど

いつの間にか、これが

私の毎日の日課に

なっちゃってた…。

私こんなにも貴方のことが

好きみたい。。。

けどね最近、気がついたんだ、

授業中、休み時間、放課後…

ずっと私が貴方の背中を

見つめてる間

貴方の視線は違うあの子に

ずっと向けられてることに。

愛おしそうな視線を

あの子に向けて送ってる貴方。

気付きたくなかった、

気付かないふりをしたかった、

その視線で私を見つめて

ほしかった、、、。

けど、どんなに私が貴方を

見つめても、想っても、

このキモキが貴方のもとに

届くことは無いんだな。って

気がついたんだ。。

だから私はもうこれからは

毎日背中を見つめることも、

その背中に《好き…。》っと

つぶやくことも、

愛おしい目で見つめることも

貴方に関すること

ぜんぶ、ぜんぶ

今日で辞めます。。。。

だって、貴方が見つめてる先に

私はいないから。

入る隙間もないから。。

だから最後にもう一回だけ

言わせて下さい。。。

『好きです。』…と。

『好きでした。』…と。




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