わたしのーと
白い勇気

あなたは気付いてくれたかな?

いつか、私があなたに借りた

国語の教科書の何ページかの

隅っこの白い部分に

白い色鉛筆で書いた

【大好き。】

って言葉。

私、臆病者だから

直接あなたに言うことも、

色のついたペンで

見えるように書くことも、、

素直になることすらも

出来なかった。。。

だから目立たない隅っこに

見えない白の色鉛筆で

小さく書く事が私の

最大で精一杯の勇気だった、。

あなたは教科書を開くことも

少ない人だったから

きっとそのページを開くことも

ましてや隅っこなんて

見ることもきっとなかったよね

あの時は、気付いてくれたら

って。思ってた。

でももう今は違うよ?


私の隣で幸せそうな笑顔で

笑ってるあなたに

私はもう素直に言えるよ……

【好き!!大好きだよ。】

って大きな声で。。。

あの時あなたが

私に言ってくれたみたいに。。

ギューッって抱きしめてくれた

あのときみたいに、、。


< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop