◇悪魔が愛した天使◆


「一応恋人同士だからな。」


あ―。


そういう事ね……!


「先行ってて………眠いからぁ~」


本当眠いよ………


「ふざけんな。早くしろ。」


強引だな……


「私……制服着てたっけ?………あ―。着てる。……今カバン持ってくる~」


「大丈夫か?」


「うん?なにがぁ~?」


だって私普通でしょ?


「ハァ。……寝呆けてんじゃねぇよ……おい、こっち向け朱凛。」


「うん?……ッ!!」


え?


なに、なにが起こったの―!!


「ねぇ、キスしたの?」


「目覚めただろ?」


あ―。


そう言われれば。



「ありがとう……」



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