イケオタ
「き、嫌いなタイプからお願いします!!」

「えっ!?
嫌いなタイプからでいいの?」

予想外の答えについ翔は聞いてしまった

「だって嫌いなタイプに当てはまらなかったら好きなタイプに入ってなくてもチャンスはあるって事ですよね!!」

「んっ!?
あ、あぁ〜そうだね」

翔はどう返していいかわからなくてつい適当に返事をしてしまった

「さぁ〜翔先輩
いつでもいいですよ
バッチコイです☆」

「よし、
奈瑠の嫌いなタイプは…」
「嫌いなタイプは…」

「…」

「…」

「…(汗)」

「…?」

「とくに…無いかなぁ」

「えっ!?」

考えに考えたすえに出てきた答えがなんのひねりも面白味もない答えだった

「って事は美佳にもチャンスは十分あるってことですよね!!」

「ま、まぁ〜そう言うことかなぁ…」

翔の言葉を聞いて美佳はさらに上機嫌になった

「よかったぁ
今日はハッピーデイですぅ
それじゃあ美佳
文化祭の準備があるのでこれにて失礼しますぅ
奈瑠先輩、翔先輩
また遊んでくださいねぇ☆」

「えっ!?
好きなタイプは?」

とくに考えは無いくせに翔は去ろうとする美佳を呼び止めてしまった

「いいんです!!
嫌いなタイプにさえ入ってなかったら
それに好きなタイプを聞いて、奈瑠先輩と付き合えたとしても
それは美佳じゃ無いんです

美佳は美佳のままで勝負したいんです
それで奈瑠先輩に美佳とゆう一人の女を愛して欲しいんです☆キャッ//」

普段は子供っぽい美佳からは想像もつかない言葉に奈瑠、翔ともに呆然としていた

「何だか恥ずかしくなってきたです//
それじゃあ先輩失礼しますぅ☆」

さって行く美佳の背中を眺めながら奈瑠と翔は一言

奈瑠&翔
「萌え…」
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