32才の愛しいネコさん
ネコside

朝起きると祥一の姿はなくテーブルに、ホットドックとスープとマグカップ、お弁当が置いてあった。

よく見るとメモが置いてあり

『これでも食べて元気つけて!仕事頑張ってね!祥一より』

ホットドックにもスープにも ちゃんとラップしてある。

マグカップにはココアの粉がもう入っている。それにもラップがしてあり ラップを外してお湯を入れ飲んだ。

ホットドックのラップもとり パクパク食べた。

ショウは良い主夫になれるなぁ。

と、二本目のホットドックにパクつきながら思った。

はたして私は良い主婦になれるのだろうか?


人間悩みは尽きないなぁ。と考えながらホットドックの最後の一口を口に放り込み

冷めたコンソメスプーンが入った皿を持ち上げ口をつけてゴクゴクと一気に飲み干した。


歯磨き、洗顔、着替えを済ませ

ショウが作ってくれたお弁当箱を可愛いハンカチに包み、バッグに入れ会社に向かった。
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