堕天使フィソロフィー

空牢

医療少年院。
解離性同一性障害の為、あたしは医療少年院に行くことになった。

少年院送致になった少年は、少年院の教官が迎えに来るまでの間、DVDが観れたり漫画が読めたりする。

『『医療少年院は12ヶ月。。。一年か。』』

どんな処かも、鑑別所の先生に写真を観せて説明してもらうまで知らなかった。
精神科の薬は今まで通り、飲めるみたいだった。

精神科の薬がなかったら発狂する。
飲んでいても解離するのに。

2日ほど経って、医療少年院の女子寮の寮長の教官と男性教官が迎えに来た。


『お世話になりました。』
「無理しないで、しっかり少年院で考えるのよ。」

2回お世話になった鑑別所を去り、あたしは医療少年院に向かった。

その間は勿論、手錠に腰縄だ。


新幹線に乗り、電車を乗り継ぎ医療少年院に着いた。

17の7月だった。


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