堕天使フィソロフィー
―朝―

審判の日、私服に着替えて荷物を持って、鑑別所の車で家裁へ向かった。

裁判官は鑑別所送致にした裁判官だった。
隣には調査官。

鑑別所の先生達は、後ろで見守ってくれていた。

あたしの隣には両親。


自分の気持ちを必死に訴えた。


判決は


保護観察。


家に帰ることが許された。


長い長い、罪人としての日々だった。



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