君とワタシと貴女とボク
日常の合間

ミーンミーンミンミン…

窓から差し込む
強烈な日差し

耳を刺すようなセミの鳴き声

「………ぅ~」

まだ午前中だと言うのに、蒸し暑い部屋の中
体力がすでに奪われつつある

世間は夏休み

もちろん僕も夏休みだ

そして…まったく宿題に手をつけていないのも
世の学生と同じだろう

いや、同じだ
同じに違いない

変な暗示をかけつつも
汗を吸い、肌にまとわりつく部屋着を脱ぎ捨てて

僕の日常が始まった

< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop