夕日の下で
都会へ
おれの名前は「今井たつき」


すごいシャイな18歳


外見もダサいし女の子とも付き合ったことはない


特に男子校だったため女の子とは無縁の世界だった


今、僕は車で東京に向かっている


なぜかと言うと、高校を卒業して東京の会社に就職が決まったからだ


あっ、自慢じゃないけど18歳で車の免許は持ってるよ


最近の若い人は免許を取らない人も結構いるとは聞く


でもそれが通用するのは都会だけ


僕が住んでる田舎では車がないと話しにならない


車がないとどこにもいけないからだ


東京まで片道4時間


(は~・・・)


深いため息をついた


行くだけで疲れてしまう


それにしても都会は凄い


建物も高い上に人の数も凄い!!!


(なんで皆こんな速く歩くんだ?)


僕がいた田舎とは時間の流れが違う


田舎ははっきり言って時間なんてあまり関係ない


それくらいのんびりした生活を送ってた気がする


その、のんびり感が東京にはなかった


この人の多さだと、途中で車を止めて街をブラブラする気にはなれなかった


なので直接自分の拠点となるアパートに行く事にした


荷物などはこの前の連休の時に親と一緒に持ってきていてあとはバック1つでも来れる状態だった


もちろん近所の人には挨拶済みだからあとは寝るだけ


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