一番星

そうすると、もう自己嫌悪の嵐だった。

思えば彼女は素晴らしい子で、見た目は美しいことは勿論、頭もよく、そしてそれ以上に性格のいい子だった。

自身のことよりまず他人のこと。
そんな子だった。

俺は、謝ってあわよくばもう一度付き合うことが出できたら。
そう考えていた。

しかし、彼女への連絡手段は完全に断たれていた。

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