『一滴』の雫
『…実は藍由ちゃん、何か誰かと一緒にどっか行ったんだよ』
『は!?誰と!?』
『中等部2年羽柴 雪って奴に…』
「げっ!先輩じゃん」
「俺が待ち合わせ場所に
着いたときに行っちゃったんだ」
予感、的中!
「どっち行ったかわかる?」
すると翔が考えついたような顔で、
「じゃあ明日俺の家に一人で
泊まりに来るって言うなら…」
今は藍由のほうが大事!!
「いいよ!だから早く
教えてよ!!」