『あなた』へ

悪夢の一週間

次の日彼は用事があってお昼前に出かけた。



昨日は一睡もしていない私は放心状態で見送った。



昨日の事を思い出す、涙が溢れ出す。これを一日中繰り返した。



なんで昨日のようなことが起こってしまったのか、人生でこんなに後悔したのは後にも先にもこの時が初めてだった。



あの時ああしておけばこうはならなかった。



結局自分を責めつづける。



あと、途中ロングだった髪の毛を自分でバッサリ切り落とした。



昨日罰として髪の毛を切れと言われたからだ。



別に切らなくても良かったのかもしれない、だけど切らずにはいられなかった。



許してください許してください許してください許してください許してください許してください



そうして夜になると彼が帰ってきた。

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