《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
ただのお人よしって感じじゃない
し、むしろ、何か裏があるん
じゃって勘繰りたくなるような
……。


「――どーするの、爽介?」


恐る恐る尋ねると。


爽介はしばらく考えるように黙り
込んでたけど、やがて、意を
決したようにパッと顔を上げて
言った。


「よし。

今から電話して、席が取れたら
明日の夜行くか」


「えっ!? 行くの!?」


しかも明日デスカ!!?


「わざわざ送ってくれたんだ、
シカトもできねーだろ。

もともと行きたいとは思って
たし、だったら早い方がいいし」


「そ、そりゃそうだけど……」


だからってそんな急な展開


あたしにだって、心の準備って
モンがあるでしょ(汗)


「んだよ? 

都合悪いのか?」


……ベツに悪くはないわよ、
悪くは。


「お前、こないだは行こうって
ゆってたよな?」


言ったわよ。


まさかご招待されることになる
とは思ってなかったけどね。


「――わかったわよ。

明日、行きましょ」
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