《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
あたしも爽介も、カンペキな人間
じゃない。


不器用で、ときには弱い心だって
見せてしまう。



……だからもぉ、いいや。



あたしは爽介を見つめながら、
心の中でそう囁いてた。



あたしは、今の爽介の瞳を信じれ
ばいい。

たったそれだけで、じゅーぶん。


あたしの視線に気づいた爽介が、


「まぁ見てろ。

オトコの意地にかけて、きっちり
ケリつけてやるから」


そう、自信ありげに言い切って
見せた笑顔は。



――今まででイチバンまぶしい
かもしれない、って思えた――。





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