《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「あ………」


「あら、お隣だったのね!

昨日はお互い、お疲れ様でした」


ひときわ目をひく、薄紫のセク
シーなドレス姿でにこやかに挨拶
してくるのは……。


「おお、松岡さん。こんにちわ。

お隣りはチーム矢崎でしたか」


新条さんが答えたとおり、チーム
矢崎のメンバー全員が揃ってる。


あたし達もお互い口々に挨拶
して、会釈を交わした。



――矢崎さん……あたし達を
避けてる?



当たり障りのない挨拶をしただけ
で、すぐに席について隣の人と
話しちゃってる。


あたしとも爽介とも、あんまり
目をあわそうとしてないように
思えた。


爽介も『あれっ?』と思った
のか、ふに落ちない顔してる。



……結局あれから、矢崎さんの
心はどう動いたんだろう。
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