同居生活?!
そんなこと、考えてなかった。


ただ俺は、高部にいつの間にか惹かれて、何も考えずに『好きだ』と言ってしまった。

俺は自分のことだけしか考えていなかった。


「林先生、生徒と恋愛をすることは、仕方ないのです。
だって、人間なのですから…
それをどう切り抜けていくかが、林先生にとってこれから大事なことなのではないでしょうか?」


「切り抜ける…?」


じぃぼーの顔は、微笑んでいて、「大丈夫」と言ってくれている気がした。


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