Melted Love 〜溶ける愛〜
高校2年の夏…
家族が皆で海外旅行に行く中、大学受験を控えた私達は、夏期講習を受ける為に日本に残って居た。
親が居ない間は夕食を作るのもままならないと、ケイの家で夕食を作り2人で食べて寛いでいた時だった。
『エリカは彼氏出来た?』
もう聞き飽きたこの問いに、
「出来る訳ない…だってケイが好きなんだから」と、言ってしまえたらどんなに良いだろうと思う。
だけど、モテるケイに出来ないと答えるのは悔しくて、
「ケイこそ彼女出来たの?」
そうはぐらかす事しか出来なかった。
もしここで彼女が出来たと言われたら、私はケイを諦めなければならない。
もうずっとケイしか好きじゃないのに、今更諦める事なんてできるのかと、ビクビクしながら返事を待った。