幸せよりも欲しいものは何ですか?
夕日が浮かぶ湖を見ながら、私はお茶を飲んで休んでた。

頭にあるのは春樹の事だけだった。

あの笑顔
あの真剣な顔
怒った顔も


『俺飽きっぽいのに、お前と一緒にいても飽きないんだ。』

ある夏に、自転車2人乗りしながら、春樹が言ってきた一言。

キスした事
きつく抱かれた事

『好きだよ』

春樹の告白。


そして最後に浮かぶのは、











『死ぬほど

好きになった事ある?』




切なくて
辛そうな
春樹の表情。


どこか遠くを見てるような
いつかの過去を見てるような
そんな目をしてた。






…春樹…


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