傷の行方

そうだ


私は私の全部で愛していると


伝えられる範囲で伝えていた



「好きな人と別れなくてはならない



なんて漫画だけかと思ってたけど



違ったね」



と言って笑った


私は必死に彼の前で笑顔で最後に


別れようとした



彼は泣いていた


雨が降り出し


まるで私の心を空が


現してくれているようだった



あの公園のすべり台の下にいた



私のように


感情を隠さなければ



笑顔で別れなければ




素敵な思い出になるように



私と彼の素敵な思い出




忘れられない思い出に



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