傷の行方
つまり 誰も信じず 我が道を進んでいた


相づちをうつのも面倒だったら


うたない


違うものは違うし


友達だから許す許さないとか そういった



部類の人達とは離れていた



同じように駄目な父親に



迷惑かけられた母子家庭の子が


今も続いている親友で



初めて会った時に


「男しか友達いねーのかよ!」


と私に絡んで来た


初めて私に噛みついてきた子だった


その時私は黙って教室のベランダで


男の中でも人気の高いグループと話していた


なんかうるさいのがいるなって下をみたら


校庭から私に叫んでいた

男友達は「お前ブスだからってひがむな!」



と言って


私はただ黙ってた



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