話し終わって彼女を見ると―――







泣いていた・・・顔を手で隠して―――




彼女の嗚咽が病室いっぱいに響き渡る。



俺はどうすることもできず、ただただ・・・彼女を見つめる事しかできなかった。





この後、別れるのかな・・・そんなことで頭がいっぱいだった。




少しして、落ち着いたのか彼女が口をひらいた。




「ごめんね・・・今まで気づいてあげられなくて・・・でも!これからは一緒に・・・一緒にいるから!そばにいるから!だから・・・1人で抱え込まないで!おねがい!あたしを頼って!言っとくけど、別れたりしないから!」


はぁはぁ・・・っと息をきらしながらマシンガントークで話した彼女の言葉を、俺は1つも聞き漏らさないように聞いた。

聞き終わったあとは、一筋の涙が頬を伝った。
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