心を失ったカノジョ
「新くん……心の傷は深いの、それだけはわかって」

「わかってるつもりだよ」





二人が会話してる…。




いつになったら私は毎日が色どる毎日にできるのだろう。




どれだけ今日を生きたのか。




私の望んでいる明日を掴むのに…どれだけ生きたらいいの?




二人の会話はスムーズに進んでく。




この二人は毎日望んでいる明日を迎えるに違いない。




話の間にある顔の表情。




私見たいに仮面を被ったようにはしない。




「……あはは心話しかけたんだ~」

「ちょっとだけどなまた無視されたけど」

「時間かかりそうだね」




心のありようは人それぞれ。




明日香も私もそれぞれ違う。




だから今悲しむことなんて何もない。




二人から聞こえる話声を耳をふさげばいいだけのこと。




取り残された気分になんかならない。




「あっごめんごめんもうかえろっか、心~」




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