心を失ったカノジョ
「この部屋白いだろ?心が気に入ると思って」

「ありがとう」




そう言ったら新は微笑んだ。



「優しい感じだよ。すごく嬉しい」

「ああ、そういえば口数増えたな」

「気づかなかった」




このふたりの時間が好き。誰にも壊されたくない。




「俺らもうすぐ卒業だな…」
「でも引っ越したばかりだからあの学校で?」




前の学校でとかイヤ…。




出席なんかしない。絶対に。



誰が言おうといかないから…。




「心はどうしたい?」

「行きたくない…」

「明日香にも会わないのか?」

「手紙で大丈夫だから」




少し冷たく言った私に新は顔をしかめた。




「本当にいいのか?」

「いいよ……うるさい」

「ごめん…もう言わないから」




軽く抱き締められてホッとした。




この体温が温かいかいから、安心する。




わかってくれたんだって安心する。




「心は今度の学校に行かないでほしい。」

「なんで?」




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