冬の日の犬のお話
二間しかないあばら屋の奥の間で、しづは伏せっておった。

元から小柄なおなごが、さらに痩せさらばえて痛々しいほどじゃ。

弥助が、どう切り出したものかとうろたえたところに、戸口にどさりという物音がした。

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