gangな恋
「か、夏帆様………」
驚いて振り返ると、ちょっとニヤついた夏帆がいた。
てか……思わず“様”付けちゃったよ。
「おはよ、凜」
「…ん、はよ」
夏帆は自分の席に鞄を置いて、今度は私の隣の席に座った。
「――で?土曜は先輩とどこに消えたのかなぁ?」
開口一番、夏帆は想像通りのことを聞いてきた。
「雨降り出したからみんな集会場に戻ったんだよ。…でも二人ともいないし。帰りに凜の家まで行ったけど、バイクなかったし…」
それで私が和弥と一緒にいたって思ったわけね。